依田 俊哉「湿地林へ」
日本各地の山村・漁村を訪れるうち、東北地方の林に足を踏み入れるようになりました。林は、自然環境、人為的な影響のもと、形づくられてきました。特にストレスと植生の関わりについて記録しました。
自然条件
林は、地形、土壌、撹乱などの自然条件のもと、形づくられます。特に湿地林は水条件との関係が深く、谷底地、湧水地、氾濫原に分布します。
津波
仙台市荒浜は、2011年、津波に覆われました。震災前、沿岸はクロマツ植林が分布していました。津波から10数年経ち、生き残ったクロマツの高木、草地、新たなクロマツ植栽地が分布します。
人為的な影響
林は人為的な影響を受け、様々な姿を見せます。群落高15m以上のブナ林は、人為的な影響は非常に小さいと思われます。また、盛岡市厨川のハンノキ林は、人手の入らなかっため、自然性の高い林分が維持されました。また、人為的な利用を終えた跡地では、低木林やススキ草地が分布します。
依田 俊哉Yoda Toshiya
- 1961長野県小諸市生まれ
- 1984宮城教育大学教育学部生物専攻卒業
- 1991建設コンサルタントで自然環境調査に従事
- 2021「LANDSNAP そして森に還る」発行
- 2023「琉球弧は島人を乗せてどこへ行く」発行
- 2024「ポンサリー雨緑樹林の交接」発行
個展 SOLO EXHIBITIONS
- 2021「LANDSNAP そして森に還る」 名古屋市、奄美
- 2023「琉球弧は島人を乗せてどこへ行く」 石垣市、宮古島市、那覇市、Gallery Niepce(東京都四谷)、SARP
- 2024「ポンサリー 雨緑樹林の交接」 Gallery Niepce、SARP
- 2025「沢によりそう鏡の林」 SARP